引っ越しでのゴミ回収・不用品処分の業者探しなら不用品回収業者ランキング|回収専科

関西地区不用品回収、遺品整理、ゴミ屋敷整理業者を徹底比較!

孤独死した身内(家族)の遺品整理はどうすればいい?

孤独死とは?

核家族化や少子高齢化に伴い、高齢者が一人暮らしをするケースが増えていますが、その影響から「孤独死」が社会問題となっています。
もし自分の親や親族が孤独死してしまった場合、その遺品整理はどうすればいいのでしょうか?
そこで今回は、「孤独死した身内(家族)の遺品整理」について解説していきます。

孤独死とは

孤独死とは、主に一人で住んでいる老人や障がいをもつ方などが突発的な疾病などによって、誰にも看取られることなく死亡してしまう状況を指します。核家族化や少子高齢化が進む現在の日本において、孤独死は決して珍しいものではありません。-
孤独死の原因はさまざまですが、主に「社会的疎外」や「健康上の問題」が挙げられます。
社会的疎外とは、家族や友人との接触が減り、孤立してしまった状態を指します。高齢者や障害者は精神や肉体などに健康上の問題を抱えていることが多く、周囲からの助けを得られないまま孤独死に至るケースも多くあります。
海外には孤独死という概念は存在しないため、日本の孤独死に関する報道を行う際には「kodokushi」とローマ字表記で報道されています。

孤独死した場合の遺品整理について

遺品整理
残念ながら、孤独死の特徴として「すぐに発見されないこと」が挙げられます。この点は通常の遺品整理と大きく異なり、遺された家族・親族に大きな悲しみと大変な作業負担になることもあります。
ここでは、孤独死の遺品整理の特徴についてみていきましょう。

ほとんどの場合、特殊清掃が必要

孤独死があった部屋での遺品整理は、特殊清掃が必要になる場合がほとんどです。
なぜなら、孤独死した人たちは、死亡後すぐに発見されることが少ないためです。
孤独死した人の多くは近所付き合いが少ないことなどの理由で遺体の発見が大幅に遅れてしまい、平均で2~3週間ほどかかると言われています。中には死後数ヶ月が経過して、近所の人や親族が、連絡がつかないことを不審に思いようやく発見された事例もあるほどです。
そして、その間に遺体の腐敗が進行してしまうため、腐敗臭が家具や家電製品、衣類などに染みついたり、排泄物や血液などで部屋が汚染されたりしていることも多々あります。
特殊清掃は、こうした通常の清掃だけで処理することが難しいケースに利用され、「血液や排泄物による汚染の除去」「異臭や腐敗臭の除去」「害虫駆除」などが行われます。
また、孤独死があった現場に残された遺品のほとんどは、残念ながらそのまま処分されます。その理由としては、遺品に悪臭や細菌が大量に付着しており、非常に危険であるためです。
もちろん金銭的に価値があるものに関しては、孤独死の現場に残された遺品であっても相続されることもあります。しかし、そうした現場に残された遺品は、染みついた悪臭や細菌に対する処置が必要であり、その手間や難しさを考えると、遺品の約8割はそのまま処分されているのが実情です。

安心できる遺品整理業者リスト

孤独死の現場に向かう特殊清掃業者とは

特殊清掃業者
特殊清掃業者とは、通常の清掃では落とすことが難しい部屋の汚れを清掃する業者を指します。
特殊清掃を行う会社を指すケースが多いですが、業者の中には個人事業主として特殊清掃を請け負っている人もいます。
特殊清掃は通常の清掃業と異なり、孤独死や事件・事故があった部屋、ゴミ屋敷などが対象となり、汚れや臭い、遺体の痕跡を取り除いて、原状回復するための清掃を行います。
具体的には、害虫の駆除や死臭の元となる布団などの撤去、体液が染みついた床などに対して、専用の消毒剤や消臭剤を使用して滅菌や消臭を行います。
さらに故人の部屋に残された遺品の整理や処分も行う技術を持っていることも特徴です。

孤独死の清掃や遺品整理は業者に任せるのが安心 ―その理由とは―

感染症予防
孤独死によって亡くなった部屋では、通常の清掃では処理しきれない臭いやゴミ、細菌が残っており、非常に危険です。
そうした部屋の清掃には、ウイルスなどの感染に予防効果のある防護服を着用して作業する必要があり、個人で対処することは非常に難しいため、専門の業者に依頼することを強く推奨します。
遺品整理業者を選ぶ場合は、「その業者が信頼できるか」や「費用が手頃であるか」などを確認しましょう。また整理後に遺品の譲渡・売却を考えている場合は、相続人に「どの遺品を残せば良いか?」をあらかじめ確認しておくことで、誤って廃棄してしまうトラブルを防ぐことができます。

では、孤独死した人の遺品を整理する際の「注意点」や「やってはいけないこと」には主にどんなことに注意したらよいでしょうか。次にあげる4つのポイントから見ていきましょう。

遺体の発見後はできる限り部屋に入らない

孤独死が起こった場合、なるべく部屋に入らないようにしましょう。
なぜなら、遺体から漏れ出た体液や血液、排泄物などへの接触により、病気に感染するリスクが非常に高いためです。生前の病気の感染有無に関わらず、体液や血液、排泄物などを栄養源として細菌類が繁殖し、その数は調べつくすことができないほど膨大なものとなっています。
また部屋に入ることで、故人との思い出がフラッシュバックして、精神的に辛くなってしまう人もいます。さらに孤独死によって長期間放置され腐敗が進んだ遺体を見てしまうことで精神的なショックを受けてしまうことも容易に想像できます。
遺体発見の際にとっさに近寄ってしまうことはあるでしょうが、そうではない場合は不用意に部屋に入らないよう注意しなければなりません。

入室が必要な場合、感染症に十分注意する

どうしても孤独死した人の部屋に入室しなければならない場合は、感染症に注意しましょう。
C型肝炎やHIVなど、世界にはさまざまな感染症が存在しています。特に2014年に世界で猛威をふるったエボラ出血熱ですが、感染源となったエボラウイルスは人間の遺体を介して感染が広まったことが報告されています。
エボラウイルスに限らず、死亡してから時間が経過した遺体は腐敗が進んでいるため、その部屋は「細菌の繁殖」や「害虫の発生」によって病原体の温床となってしまいます。そのため、なるべく入室は避け、どうしても入室しなければならない場合は、マスクや手袋、ゴーグルなどを着用して感染症の予防に努めましょう。
感染症対策 厚生労働省 感染対策の基礎知識

窓を開けない、水を流さない

孤独死した人の部屋は強い腐敗臭が充満しているため、その状態で窓を開けることは控えましょう。
なぜなら窓を開けると、蚊やハエが室内に侵入したり、悪臭によって家の周囲の環境が悪化したりして、近隣住民からのクレームに繋がる危険性があるためです。
さらにお風呂などに貯まった水も、故人の皮膚や髪の毛、骨などが残っている可能性があるため、必ず業者の指示に従い、自身の判断で流さないようにしましょう。

そのまま遺品を持ち出さない

孤独死した人の部屋にあった遺品は、そのまま外に持ち出さないようにしましょう。そうした遺品には、大量の細菌が付着している可能性があるため、人体に有害であり、自身や周囲の人々に病気の感染を広げてしまう危険性があります。
専門家の判断のもと、消毒などで対応できるのか、あるいは処分しなければならないのかを決める必要があります。

安心できる遺品整理業者リスト

特殊清掃業者に依頼できること

特殊清掃業者
特殊清掃業者は、一般的な清掃業者よりも専門的な技術や知識を持っているため、衛生面で問題がある部屋や物品に対して必要な清掃を行うことができます。

清掃

特殊清掃業者のメインとなる作業が「清掃」です。一般的な清掃業務に加えて、遺体から出た体液や排泄物など、汚れが除去しにくい部分についての清掃も対応してくれます。

消臭

孤独死が起こった場合、遺体の発見が遅れることで腐敗が進んでしまい、室内は強烈な悪臭が充満しています。こうした臭いは、単に「くさい」というだけでなく、人体にとっても有害です。
特殊清掃業者はオゾン脱臭機という特殊な器具を使って、室内に残った悪臭を除去・消臭します。さらに家具や壁紙に染み込んだ臭いについても専門の機器や特殊なコーティングを施すことで無臭化します。最終的には臭気測定器などを使って悪臭が残っていないことを確認した状態で引き渡さるため、清掃後の部屋に入室する際も安心です。

除菌

孤独死などによって遺体が長期間放置されることで、ウイルスや細菌などの微生物が大量繁殖してしまいます。そこで、専門知識や特殊な薬剤を使って、室内を除菌することで病気の感染リスクをなくすことができます。

遺品整理/処分

依頼業者にもよりますが、特殊清掃と併せて、故人が残した遺品の整理や処分にも対応してもらえることも多いです。特に孤独死があった場合、衛生面などの観点から自力での遺品整理が難しいため、専門業者に依頼できることは大きなメリットとなります。また、特殊清掃だけを専門業者に依頼し、遺品整理は遺品整理業者に依頼する事も可能です。特殊清掃業者は自らのカテゴリーの特化の為に専業としているところも多いのです。

親族の遺品整理は残された家族(相続人)がすべきこと

親族の遺品整理は、一般的に残された家族(相続人)が行います。
しかし、孤独死の現場は衛生面で大きな問題があるため、通常の遺品整理を行うことが困難です。
そのため、いくら遺品整理をしたくても「感染が心配で入室できない」「近隣住民からのクレームが怖くて、窓も開けられない」「腐敗した遺体の跡を見ると心が痛い」といった声が寄せられています。
こうした場合は、専門業者に任せてください。
専門業者に依頼することで、孤独死した故人の部屋だけでなく、残された遺品も消毒をした上で安全に返却してもらえるため、安心して任せることができます。
おススメの遺品整理業者

当サイトおススメの遺品整理業者はこちら!

地域 詳細地域
大阪府 大阪市/豊中市/吹田市/堺市/東大阪市/箕面市/茨木市
京都府 京都市
兵庫県 西宮市/神戸市/尼崎市/芦屋市